「うさぎドロップ」を読んで、人生のイベントへの考えを整理しなおした。

子どもがいる自分をまだまだ想像できない。

よつばと!」は奔放すぎるよつばちゃんにリアリティを感じずに、入り込むことができなかった。

でも「うさぎドロップ」は違った。ダイキチの気持ちもりんの気持ちもスッ〜と胸に響いて、入り込めた。1日1冊と決めていたのに、この週末に一気に最終巻まで読んでしまったのだ。


30歳のダイキチは訃報を聞き付けて祖父の家へと訪れる。そこで祖父の隠し子、りんと出会う。ダイキチは6歳のりんを引き取ることになり、仕事や生活のスタイルが大きく変化していく…


6歳のりんが幼い心で一生懸命考えている様子がぐっと来る。健気だなぁとかそういう気持ちというよりも、自分も小さい頃こんなふうなこと思ったことある…という共感が大きかった。

ダイキチの気持ちはわかりやすい。りんを守りたい一心で保護者であろうとする姿。いつか自分も親になる時に、こんな葛藤や悩みを抱えるのかもしれない…と(想像できないなりに)想像してみたりした。「本当の子育てはもっと過酷よ。」そんな母の言葉が聞こえてくるような気もした。


りんとダイキチ。二人の気持ちを行き来しながら、あっという間に10冊読了。結婚すること・親になること・家庭をもつこと・仕事を続けていくこと…人生のいろいろなイベントに漠然と不安を感じているなら、読んでみてほしい。気持ちを整理できると思う。

今回はじめて、Kindleストアでデータを購入した。購入は一度やってしまえば、次からはワンクリック。アプリに本が並んでいくのが嬉しくて、次々に買ってしまう。

家の中で気軽に本を買える「楽さ」を知ってしまうと、安くても場所をとる古本を買う気にはなれなくなってしまった…この便利さは一度体験してみてほしい。


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カテゴリ: ブック
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うさぎドロップ (1) (FC (380))

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